何を買えばいいのかわからない

私がファッションにのめり込む以前の話。

 

お洒落になりたいという願望だけを胸にショップを訪れるも、『何を買えばいいのかわからない、いや、もはや何が買いたかったのかすらもわからない』てな状態になっていました。

 

これ、ファッションに興味を持ち始めた、初心者の方にはよくある話ではないでしょうか?

 

服屋さんへ行けば当然ですが、店舗面積にもよりますが膨大な数の服が並んでいます。テイストも様々、種類も豊富、なんとか良さそうなアイテムを見つけてもサイズで迷い、カラーで悩み。店員さんに訪ねようにもその自分よりも遥かにお洒落な出で立ちに怖じけてしまい、迷ってる内に時間ばかりが経って『もうわかんないや(泣)』みたいな状態。

 

でも、初心者ならばそれが当たり前です。

 

今回は、そんな悩みを解消する方法を提案します。

解決法はただ1つ、『目的を持って買い物に行く』ことです。お洒落になりたいという漠然とした目的ではなく、具体的にどういうシチュエーションでお洒落をしたいのか?女性とのデートだとか、友人達とフェスに行くだとか、キャンプをするだとか、いつ、どんな時のファッションにおいてお洒落を求めたいかを思い描くと非常に効率的なショッピングが出来るはずです。

ショップ店員さんにも具体的な質問を投げる事である程度、明確な答えが返ってくるのではないでしょうか?(店員さんの提案力と人格にもよりますが…)

 

ファッションとは、つまり人にどう見られるか、それが全てです。

『おれはこれが好きだからこれでいい!』って独りよがりなファッションを貫いていると場に馴染まない格好をする事になったりします。

だから、いつ、どこで誰と何をする時の服を買おうと決めてから行けば選択肢はグッと絞れてきます。

 

そして、もう一歩踏み込んで、共に行動する相手の立場や感情を考えてみましょう。

相手に不快に思われるコーディネートはそれはもう失敗です。女性とのデート時、食事する店によっては『なんで短パン?』とか『そのスニーカーじゃ、ちょっと…』とか思われてしまう状況がある事は想像に容易いと思います。

その場その場で適切なファッションがありますし、その制約の中であれこれ考えるのが、またファッションの醍醐味だと思います。

 

明日会う相手の顔を思い浮かべてスタイリングを考える前日の夜、私はその時間がとても好きです。

ファッションなんてたかだか趣味かも知れませんが、外見は対人関係において、とても重要な要素だと感じます。

事実、私自身の経験においても初対面でもいいコミュニケーションが取れる事は格段に増えたと確信しています。もちろん、大失敗をやらかした事も何度もありますが何事も経験。

 

失敗しながら学んで行けばいいのです。

 

小さな成功を重ねていけば自然と自信がついてきます。

自分に自信が持てると他人に対して堂々と話せるようになります。

堂々とした立ち居振る舞いの人物には周囲の人間にも少なからず敬意の念が生まれるでしょう。

 

私も最初はオシャレとは言えない格好で服屋に通って、モジモジしながら思案した挙げ句に結局なにが欲しいのかすら分からなくなって店をあとにしたり、少しこなれてもあれやこれやと迷走してかなりの散財をして来ましたが、いまではショップに行って『今日は何も買わないから』と宣言した後に(笑)長時間、情報交換したりするほど厚かましいコトこの上ない存在になりました。(もちろんお店がヒマそうな時に限り、ですよ)

 

話がかなり横道に逸れましたが服屋で何を買えばいいのかわからないという方、参考にしてみて下さい。

多分、キッカケさえ掴めば服選びは簡単になります。とにかく合理的に考える事から始めましょう。曖昧になれば、無数の選択肢にたちまち呑み込まれてしまいますから。

 

そうして知見に自分なりのエッセンスを加えられるようになればもうお洒落上級者と言っていいんじゃないでしょうか?

オールブラックコーデのススメ

いきなり取っつきにくそうなコーディネートの提案です(笑)

 

何を隠そう私は音楽はもっぱらロック(特に70~80年代洋楽ロックのいかにもなバンド達)が大好きでやっぱりダークで怪しい感じのファッションにいまだ興奮を覚えてしまいます。

デヴィッドボウイやマークボランに代表されるグラムロックアーティストの写真はいつまでたってもやっぱり格好いいなと思っちゃいますし、ジューダスプリーストのロブ・ハルフォードのスタッズを散りばめたレザーファッションに身を包み、アメリカンポリスの様な帽子にティアドロップ型のサングラスをかけたあの出で立ちにはいまも心を奪われます。

 

……だけど、いくら好きだからといってあんな同じ人間とは思えないようなスター達のカッコをそのまま真に受けてやって

しまうと気のふれた奇怪な人間としか人の目には写らないことでしょう。

 

それはあくまで鑑賞にとどめながらロックな気分のファッションに身を包みたい……、そんな私の欲求を満たすのがオールブラックコーデです。

しかしこのコーデ、コツを掴めば非常に簡単で有用なファッションであります。

 

なにが有用って様々なブラックの組み合わせを考えるだけでとても単純にコーディネートが決まります。

 

『夏にオールブラックって暑苦しいやっちゃな』とか『ナルシストみたいじゃない?』とか『変態ファッションに魅せられた人間の提案なんて聞きたくないわ』とはまだ言わず、少し付き合って下さい。

 

では、具体的にオールブラックコーデを解説していきたいと思います。

まず、多くの方が想像する通り、ブラックは重いカラーと言って間違いないでしょう。しかしここから引き算をしていく事でとても清潔感のある爽やかな印象に仕上げる事が可能になります。

 

まず第一に、『軽量化』を意識します。

例えばフルレングスのブラックのパンツでは重苦しい印象ですが、足首を見せたり、思い切ってショーツにすると、たちまちに印象は激変します。

そしてトップスも軽い印象のものを意識します。この場合はあくまでイメージとしての『軽い』を意識します。

例えばビッグシルエットのカットソーやローゲージで編まれたコットンニットで柔らかくユルいイメージを出したり、ポリエステルやナイロンが使われたツヤ感の強い素材が使用されたもので清涼感を出してみたり…、そしてシューズはレザーシューズでも悪くはないですが、スニーカーやサンダルがいいと思います。

スニーカーなら少し今回の提案からは横道に反れますが、派手なカラーを差したり、グレーで同系色でまとめたりも出来て自由度が高まります。

サンダルならアウトドアタイプや現在静かなブームであるリカバリーサンダルもいいのでブラックでまとめるとスッキリします。

 

次に『清潔感』を意識しましょう。

例えば、アクセサリー等の小物類。ここは必ず『ロック臭』は消すのが鉄則です。

あと、手首や首にごついシルバーアクセ、いかついサングラスとかも止めといた方がいいでしょう。

選ぶべきはメタルバンドの小さめなシルバーの腕時計とか、バングルやブレスレットなら華奢なタイプのさりげないタイプを。細フレームのラウンドタイプの眼鏡で少しインテリな印象をプラスするのもアリです。

とにかく黒というカラーの持つ『暑苦しい』、『いかつい』、『重たい

』といったイメージを取り除いていく事が成功への道となります。

 

あと、さらにもう一点。

 

奥行きを意識するのもオールブラックコーデを格上げする秘訣です。

説明しますと、単純にブラック一色で仕上げるとのっぺりとした平坦な印象に仕上がってしまいます。それではつまらないコーデになってしまうのでトップスとパンツの素材感を変えたり(例えばコットンやナイロン、ポリエステル素材のショーツをパンツに選び、トップスはローゲージのコットンニットを合わせる、など)、首もとやトップスの裾からタンクトップを覗かせるなどすればブラック一色であってもバリエーションが増す事で視覚的にかなり変化が生じます。

 

余談になりますが汗を大量にかくこの季節。洋服のケアの面でもかなり助かります。

黒い服だとあんまり汚れとか痛みだとかが目立ちにくいんですよね。ケチ臭いこと言ってますが、イージーケアであって、さらにクールな印象が手に入って一石二鳥ではありませんか!(笑)

 

私自身、かなり多用するスタイリングなので、まだまだ語りたりませんが今回はここまでに留めておきます。

カラーイメージで二の足を踏んでいる方は是非お試し下さい。意外に使えますよ。

第一回

はじめまして。ブログ『9999  LAB.』をご覧頂きありがとうございます。

 

ここでは「ファッション」を中心に発信をしていこうと思います。

 

既存の「ファッション指南」的なブログはすでにいくらでもあり、それに似た発信をしてもつまらないと感じるので自分の主観を大いに盛り込んで勝手気ままに書いていきます。

 

 

さて、皆さんにとって『ファッション』とはどういう価値を持っていますか?

 

私にとってのファッションの価値観は、もうそれはそれは大変な熱量だったはずで稼いだカネは使い込み、四六時中、脳内では仕事中にも関わらず「あーでもない、こーでもない」とコーディネートの試行錯誤を繰り返し、休日ともなれば服屋へ行くか、ネットで洋服をチェックしたりで一日を費やし、文字通り夢中になれるものでした。

 

まぁ、他にやるべき事はなかったのかと言われればお腹が痛くなってきますが、子供のように夢中になれる事があったという事は僕にとっては大変意義のある時間を過ごしたという事だと確信しています。

 

僕は別に学生時代からファッションが好きだった訳でもないし、もちろんいくらかオシャレに憧れはあったけど、どうでもいいやって感じでした。

 

本格的にファッションに関心を持ったのはここ10数年くらいの話です。それでもどハマりした事で知見は増え、美意識は高められ、外見はもとより精神面の進歩も感じています。

 

しかし、、年齢も30代後半に突入し、なんかぼちぼちアウトプットしていかないと、『ただものすごくダメな人間なんじゃないか』と罪悪感、…いや別に悪いことはしてないんですけど、あるか分かんないですが完成も迎えられない気がしてブログの執筆という形をとるに至りました。

 

冒頭に述べた通り、好き勝手に書いていくので役立つ情報、そうでない情報、面白い記事、つまんない記事、読者さんの好きな様に感じて、テキトーに読んで下さい(笑)